飯坂真紀 絵の仕事

画家・飯坂真紀の展覧会情報など

飯坂真紀作品展「雲には銀の裏地が付いている」

2017年4月18日(火)〜23日(日)
盛久ギャラリー 10時〜18時
岩手県盛岡市中央通1-1-35 
Tel.090-2658-9382 Fax.019-622-6121

タイトルの「雲には銀の裏地が付いている Every cloud has a silver lining.」は、どんなに行く手に暗雲がたちこめていてもその雲の上は輝いてるんだ=希望を捨てるな、という意味だそうです。
「サンビル交差点」2017 アクリル・キャンバス F20号 
※売約済みになりました。

盛久ギャラリーはこの景色の真ん前になります。



ユースホステルだった」2017 アクリルガッシュ他・和紙 307×428

かつてあった盛岡ユースホステルの建物はなかなかモダンなデザインでした。高松の池のバス停に、前日泊まったらしいバックパックを背負った外人さんが立っていたりしたものです。だいぶ前に役割を終え、今は住宅地に変わっています。



「観慶丸讃」2017 混合技法・和紙 225mm.×200mm. 
石巻市に立つ、旧観慶丸商店。藩政期から続く陶器店です。「観慶丸」という名称は、かつて船荷を運んでいた船にちなむそうです。全面タイル貼りのユニークな木造3階建ての建物は昭和5年の竣工。石巻市指定文化財
いつかまじかに見てみたい!と思いながらたずねあぐねているうちに、あの東日本大震災が起きました。津波で1階部分は浸水しましたが、修復を経て先日石巻市の新しい文化発信拠点として再出発しました。

「神は細部に宿る」と言ったのは誰だったか。
その言葉どおりの美しい建造物をどう表すか悩んだ結果の一枚です。
制作しながら、震災の痛手が残る町並みを思い出していました。
機会があったら石巻をおたずねください。観慶丸本店も近くで営業しています。陶器、クラフトなどを扱うおしゃれなお店です。