飯坂真紀 絵の仕事

画家・飯坂真紀の展覧会情報など

普代村を描く

若年女性人口の将来的減少率が岩手県で最も高いのは普代村、という調査結果が発表されてちょっと気分が悪い。鵜鳥神楽を継承してきた、海の幸の村をこんなふうに言われて。 普代村が震災の痛手から復興しつつあった2016年、三陸鉄道の車窓から見えた工事中の…

飯坂真紀作品展「窓ぎわの希望 倍増計画」

今年の個展です。 5月14日(火)ー19日(日) 午前10時から午後6時まで ※ 初日と土日は終日おります。他の日はだいたい午後1時半から5時半くらいまで在廊の予定です。よろしくお願いします。 盛久ギャラリー:盛岡市中央通1−1ー35 tel.090-2658-9382 「…

函館の建物

函館市はどなたも知るとおり洋風建築の宝庫。でも少しずつなくなって行くようです。 これは10年くらい前に描いた建物=当時は美容院でした=もやがて空き家になり、今はどうなってるだろうか。 あみん

すてきなケーキ屋さん

昨年で閉店してしまった奥州市水沢の「パリー洋菓子」(洋菓子店、じゃなく「洋菓子」)。 一度行ったきりですが、地元に愛されている事がよくわかる素敵なお店でした。年明けに写真を撮りに行き、描きました。つくづく夢のある建物だと思う。 検索すると美…

互い違いの窓

先月、二戸市を歩いた時にきれいな蔵に会いました。 岩手県北を横切って流れる馬淵川(まべちがわ)沿いです。窓のレイアウトがちょっと不思議。 馬淵川べり

Cats Aid 2024に参加します。 

ギャラリー猫町による「猫の手集めて復興支援! Cats Aid 2024」に小品2点とポストカードで参加します。 CatsAid とは、東日本大震災の際に現地で動物の救護活動を支援するために、 2011 年にギャラリー猫町が始めたチャリティ展です。 今回は今年1月…

蘇民祭シーズンです

旧暦の1月に入り、岩手県は蘇民祭シーズンです。ですが、その一番の祭りとも言うべき黒石寺の蘇民祭が今年で終了するという寂しいニュースが入って来ました。 県下の蘇民祭の多くがそれに倣うように次々に止めるというので、あれほどたくさんあった蘇民祭が…

2024年1月の盛岡、雪がほとんどない冬です。

2020年に、酒蔵「菊の司」の工場を対岸から見て描いた絵、「ほろ酔い煙突」。 台風で煙突が曲がっちゃったのが可愛いと思って。 2024年の盛岡には「菊の司」がもうない、というのはやはり残念です。 時とともに街も変わっていく。今年は何が変わるのかな。。…

ガザに向けて白い凧を

「パレスチナに凧を揚げる」 東日本大震災の後、ガザでは東北を思う凧揚げが毎年行われて来ました。 なんとなく知ってるだけの事でしたが、10月に始まった戦争・・というか、この残酷な侵略の下では、ガザはもう凧揚げどころではないでしょう。 東北に住む私…

青春館の後ろ姿

「青春館の後ろ姿を・・・」 中津川べりに立つ啄木賢治青春館。裏側に隣接していた建物が取り壊されて後ろ姿の全体が見えたときの感動。。でもやがて何かがここに建つ日が来るだろうと急いで描いた絵です。 そしてやはり、現在はこのようには見えないのです…

ご高覧ありがとうございました

おかげさまで「ひめくり」で行いました小品展を好評(多分)のうちに終えることが出来ました。 盛岡を愛する人って多いんだなあと改めて知りました。 ムーンドッグというミュージシャンをイメージして描いた「ムーンドッグの宝舟」。花巻市にあるフェアトレ…

ちいさな絵

11月10日から始まる「shop+spaceひめくり」でお目にかける予定の1枚です 「牛富し世」 小さな牛のシルエットです。タイトルは百人一首のあの「うしとみしよぞいまはこひしき」から。

飯坂真紀小品展 

2023年11月10日(金)~20日(月) ※16日(木)はお休み 会場 shop+spaceひめくり 岩手県盛岡市紺屋町4-8 営業時間 10:30~18:30(最終日16時迄) ※駐車場はございません。もよりの有料駐車場をご利用ください。 盛岡市周辺のささやかな建物や、どこか…

兄川のはしご 

1998年八幡平市兄川に先祓いを見に行った。 その時の写真を基に描いた2010年の絵「兄川の梯子」。 駅から1時間あまり日盛りの道を歩いた。途中まったく人にも車にも会わなかった。 7月の青空と山が忘れられない。 この絵を買ってくださった方はやがて不帰…

「ブドウの気持ち」

大粒のブドウがもてはやされている今、普通のブドウはどんな気持ちかな。 美味しいブドウはちゃんとおいしい。

「むつよこはま」

下北の芸能が見たくて電車で行った時に目についた、むつよこはま駅構内の何か。 どうしてこんなにポップな色合いになったのか、少し気になるけど、まぁ知らなくてもいいとも思う。

「ピースとハイライト」

この「ピースとハイライト」を描くために、中央通りの古い煙草屋へ行ってピースとハイライトを買ったのだった。その店ではパナマの葉巻も扱っていた。「お客さんのご注文でね」とおばあさんがニコニコ話してくれた。 その店はもうない。そしてこれから個人商…

「仏手柑のある風景」

仏手柑は実はちゃんと見たことがありません。 少し変わった瓶はルーシー・リーの作品を写したもの。2010年に描いた絵です。

暑中お見舞い申し上げます。

暑いですねえ。 以前に描いた「陸中門崎の冬」でちょっと暑さを忘れて頂ければ幸いです。 一ノ関から大船渡線に乗っていた時に見た風景。震災前です。 早く冬が来ないかなあ。

F0公募展 ミニアチュールzero2023

アートショップ彩画堂主催 【第9回F0公募展 ミニアチュールzero2023】の参加作品です。 以前にも描いたリンゴ箱のシリーズ。積み上げたリンゴ箱の上に波型トタンを乗せていました。ご夫婦が高齢になってリンゴ作りはもうやめられたようです。 7月17日(月祝)…

「種市の旧公会堂」

洋野町種市にあった旧公会堂。昔は映画の上映会をしたり結構式場に使われたりしていたそうです。私が出会ったのは震災の翌年かな。 海の近くにあっても津波の被害からまぬがれた建物ですが、もともと古いので危険とみなされて取り壊されました。 今年、県北…

ひなげしを描く

今年はヒナゲシの絵をいくつも描きました。近所に咲いてるところがあって、実物をスケッチして花の構造を知る事が出来たのは幸運でした。 とは言え、絵にするときは現実とは少し違う表現になったりします。 「絵の人はいいな。脚色できるもんね」と写真を撮…

みちのくあかね会の旧社屋の絵が

絵のご依頼を頂くことに消極的なワガママなヤツですが、「みちのくあかね会」の方からの、盛岡市名須川町のアトリエを描いて残して欲しいというお話はお受けしました。よく側を通っていてちょっと心惹かれていたので、トライしてみたのです。 出来た絵のタイ…

ひなげしのある風景

今回の個展ではヒナゲシの絵をいくつか出しています。 北海道の祖母の家にはブドウ棚があって、今頃の季節はその足元などにヒナゲシが咲いていました。私の原風景の1つです。

「閉伊川の頭首工」を個展に出します。

「閉伊川の頭首工」2023年 盛岡から下閉伊郡を東西に横切って太平洋に注ぐ閉伊川。将来、廃線になるかもしれない山田線に乗った時に見た頭首工。何か兄弟姉妹の横顔を見るイメージが湧いて、いつか描こうと思っていた。 頭首工という仕組みが未だによく理解…

「佐藤写真館」

盛岡の写真館はすてきな建物が多いですね。 去年はライト写真館を描いたので、今年はそのお向かいを描きました。「佐藤写真館」です。昭和3年(1928)竣工。

緑の季節の到来です

「ハトと兵隊」 4月30日まで行われた クロップマークでの「ベルサ展」に出した小さな作品は、今月下旬までお店に飾っていただける事になりました。 爽やかな五月ですが、いろんな不安が胸をよぎって行く季節でもあるようです。

ギャラリー猫町の企画展に参加しています

ギャラリー猫町(東京都台東区谷中2-6-24)の企画グループ展「猫町文庫vol.4」に参加しています。おすすめの文庫本を選び、その本に絡めた作品を展示する企画展です。 「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとロシアンブルー猫」 私が何となく選んだのは、「…

飯坂真紀作品展 盛久ギャラリー

飯坂真紀作品展「昨日の友は今日も友」 盛久ギャラリー 5/30(火)~6/4(日) 「三月の夕空」 マルカンデパート大食堂から撮った8年前の写真を基にしています。 その後デパートがなくなり食堂が復活し、コロナが流行し戦争が始まり。窓から見える景色も微妙に…

紺屋町の一角

盛岡市民なら一度くらいは見てるんじゃないかな、というポイントを描いてみました。 明日から30日(日)まで開かれる、インテリア雑貨店クロップマーク(盛岡市紅葉が丘12-48)の「ベルサ展」に出します。